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たった1年で、健康は変わることがある。

母の手料理を食べ続けていた叔母が、自炊を始めた結果…1年後、突然の脳梗塞を発症。
医師から、食生活の影響も考えられる、と指摘を受けました。

こんにちわ。食生活アドバイザーのおーです
趣味で取得した資格を活かして、家族の健康管理を意識するようになりました
食生活が変わると、健康にどんな影響があるのか。
今回の記事で一緒に考えていきましょう。
・食生活が健康に与える影響
・宅配食の選び方
なぜこうなったのか? ~叔母の自炊生活のリアル~
未経験からのチャレンジ
長年母の料理を食べていた叔母ですが、認知症やフレイルを発症しキッチンに立てなくなった母の代わりにエプロンを付けました。
調理の経験はほとんどなく、高齢になってからチャレンジするのは大変だったと思います。
目玉焼きや、生野菜のサラダなど簡単な調理はできますが、日々そればかりというわけにはいきません。どうしても惣菜に頼りがちになるのは致し方のないことでした。

レトルト食品
冷凍食品
総菜の盛り合わせ
などがいつしか食卓の主役に。

それもだんだん辛くなってきたのか、
やがては、
カップラーメンのみ
フルーツサンド2パックのみ
といったようなもので済ませたりする日も。


いいよね?たまには!
気持ちはわかるものの、こうなると栄養面ではかなりまずい状況になっています…。

フルーツサンドは炭水化物に生クリームを挟んだ糖質サンド
1パック450キロカロリー。2パックで900キロカロリーあります。

血糖値?そんなの知らないから!
そもそも甘いもの好きなので、あまり気にしたくない様子です。
そして好きなものが食卓に並びやすくなるのも自炊の落とし穴です。
叔母は揚げ物が大好物!
数日おきにカツやフライが並び、そこに甘いスイーツやあんこ菓子をプラスすることもありました。
ここまでくるとさすがに。
この後の展開は健康に気を配る方でなくとも想像がつくかもしれません。
1年ほど経ったある日…。

朝から何度か、手がしびれて物を落とした
さっきも包丁を落とした
はい。
緊急搬送手配しました。

参考:筑波大学附属病院
この予備知識がありましたので幸いスピーディーに対処でき、大事には至りませんでした。
1週間ほどの入院で無事退院し、後遺症もなく元の生活に復帰できました。めでたし…。
いや、めでたく終わっていい話ではありませんね!
その後の我が家

叔母様、あなたは頑張ってくれました。
しかしふたりの面倒はこれから私が引き継ぎますね。
なぜ1年前に介入しなかった?おーの後悔
料理好きの母の突然のリタイア。
当時、私はその母の介護と自分の仕事との両立をどうするかで手いっぱいでした。
同居の叔母の協力の申し出に心配しながら感謝してお願いすることにしたのですが、それがこのような事態を招いてしまうとは…。
食事のバランスは気になっていたので、こんなものを食べるほうがいいよとアドバイスはしていたつもりです。

しかし料理が苦手でほぼ未経験に近い叔母にとっては、どうしても選択肢が限られてしまったのかもしれません。
結果として、1年が経つころには塩分や脂質の過剰摂取が続き、高血圧や動脈硬化のリスクがリスクが高まった可能性があります。
そして、ある日の緊急搬送。
これは私のサポートが不十分だった可能性もあり、もっとできることがあったのではないかと、今でも悔やんでいます。
幸い後遺症はほとんどなかったものの、改めて食事の大切さを痛感しました。
※脳梗塞の初期対応が早ければ予後が良くなることが分かっています。
詳しくは厚生労働省のe-ヘルスネットで確認できます。

健康管理の優先度をあげました
それからは、家事もおーが担当することにしました。
仕事と介護と家事の両立は決して簡単ではありませんが、
- 若いころに母から教わった料理が土台になっている
- 趣味で取得した食生活アドバイザーの知識を活かし、高齢者や病状に合わせた栄養管理ができる
こうした経験を役立てることができ、料理のスキルや栄養管理の知識を、以前より意識して学ぶようになりました。

時代と食環境の変化と健康リスク
昭和と現代とで食事情がどう変わった?
子供のころ。
小さなスーパーや、八百屋さんに並んでいる野菜ってどうでした?

土付き、泥付き、形不ぞろい、虫食い当たり前
そんな感じだったのを記憶しています。
なんならキャベツや白菜などは、割ってみると中から虫さんこんにちわ!とうことも。
姉たちが悲鳴をあげていた記憶があります。

野菜だけではなく、肉や魚もその場でさばいてもらうことが一般的。
総菜も少なく、調理の手間はかかってしまいますが、結果的に自然な食生活が維持されやすい環境 だったと思います。
それに比べて現代は、綺麗に洗われて形もそろった清潔な野菜が並んでいるのが当たり前の時代ですね!

一方、現代のスーパーではパッキングされた食材や、手軽に調理できる冷凍・加工食品が充実しています。
これにより、衛生面・利便性は大きく向上しました。
その一方で、栄養バランスの偏りが起きやすいとも言えるでしょう。

手軽さが増えた反面、栄養バランスには注意が必要な時代になった気がします。
孤食が健康に及ぼすリスクとは?|栄養不足・病気・集中力低下の可能性
孤食も食生活のリスクを高めやすいと言われます。
好きなものだけを食べやすくなりますし、バランスの良い食事を心がけているつもりでも一人では気付きにくいもの。
以下のような食習慣に心当たりがあれば、要注意!

ファーストフードは高カロリー、高脂肪、高塩分であるため、頻繁に利用すると血液中のコレステロールや中性脂肪が増加し、脂質異常症のリスクが高まります。また、エネルギー過多により肥満を招き、生活習慣病のリスクを高める可能性があります。

コンビニ弁当やお惣菜は栄養バランスが偏りやすい傾向があり、野菜などが不足しがちです。また、保存料や着色料などの添加物が使われる商品も少なくないので、自炊に比べ摂取量が増えやすくなる傾向にあります。

保存料や人工調味料、塩分が多く含まれ、高血圧や腎臓病、腸内環境の悪化を引き起こす可能性があります。栄養バランスも炭水化物や脂質が中心で、ビタミンやミネラルが不足しがちであり、免疫力低下や生活習慣病のリスクを高めます。

食事を抜くと、血糖値が急激に変動し、集中力や注意力が低下する可能性があります。また、筋肉を維持するために必要なタンパク質が不足し、筋肉量の減少を招くこともあります。

好きなものだけを好きなだけ食べたり、○○に良い、○○に効く、と信じた食品ばかりを食べ続け、結果的に栄養バランスを損なったり、健康状態を損ねるリスクがあります。

家族がいれば異変にも気付きやすいですが、放っておくと、大きなトラブルにつながるかもしれません。
食生活の変化がもたらす大きなトラブル
栄養バランスの乱れが引き起こす健康リスク

血液がドロドロになることで血栓ができ、流れが遮断されて血管が詰まりやすくなります。
脳の血管が詰まれば「脳梗塞」に。
心臓で詰まれば「心筋梗塞」を引き起こす怖い疾患です。
主に野菜不足で起きやすい、と思われがちですが、脂質や糖質、塩分などの摂取量がそもそも多すぎると危ないので、食事全体を整えることが重要視されます。

運動不足やたんぱく質の摂取不足により筋肉が減少し、自力で歩くのが難しくなる状態です。
1回の食事で吸収できるたんぱく質の量には限界があるので、1日3回の食事に分けてバランスよく摂取することがよいとされています。(体重1kgあたり1.2g推奨)

腎臓は血液のろ過を担当してくれる大切な臓器です。
肝臓と同じく沈黙の臓器と呼ばれ、機能が低下していても自覚症状がほとんどなく、元に戻らないため注意が必要とされています。
悪化すると、人工透析が必要になります。
加工食品(加工肉・インスタント食品など)に含まれる無機リンなどの添加物は、腎臓に大きな負担をかけるため、不健康な食生活を続けるとリスクが高まるとされています。

かつてはお酒を飲む人がかかるものというイメージが一般的でしたが、現在はカロリーの高い食事や糖質・脂質の過剰摂取によっても引き起こされることが広く知られています。
肝臓に脂肪が溜まると、機能不全や免疫力の低下を引き起こすため注意が必要と言われています。
沈黙の臓器であるため、自覚症状が現れたころには重篤な症状に進行している場合がほとんどのようです。

かつては「贅沢病糖質方言われましたが、現代では糖質・脂質に偏った食品の増加によって、誰でもかかりやすい病気になりました。
糖尿病は血糖値が慢性的に高い状態が続く病気で、これが全身の血管や神経にダメージを与えます。
万病のもとと言われており、これまでに紹介した疾患の引き金や合併症の原因にも、認知症のリスクを高める可能性についても一部で指摘されています。


食生活だけでリスクが高まるとは限りません。運動など生活習慣全体で気を配るべきでしょう。厚生労働省e-ヘルスネットでは、さらに詳しく知ることができます
自炊の工夫と、宅配食による健康的な食生活のサポート

叔母の自炊と脳梗塞が直結していたと断定はできませんが、偏った食生活が健康に悪影響を及ぼしかねない実例としてお話をしました。
叔母が脳梗塞で倒れた時期は、私の血圧も130を超えていました。
同じものを食べているので、家族の健康リスクも高まるのは当然だったのかな、と思います。
食生活の影響の怖いところは、すぐに不健康になるのではなくダメージが蓄積していく点です。
自覚症状のないまま、あるとき時限爆弾のように発症する…。
これを身をもって実感しました。

自炊の工夫と宅配食の活用
自炊する際は、なるべく加工食品などの使用を少なくして手作りを意識をすると栄養バランスを整えやすいです。
いちからすべて調理するのは大変ですので、無添加やオーガニックなど健康面に配慮されたおかずを活用するのもよいでしょう。
料理がそもそもあまり得意ではない、料理をする時間がそもそもない、という場合には宅配食を利用するもの解決策のひとつです。

自炊に比べると割高感もありますが、コスパに優れたサービスも多く、調理時の水道代や電気代、時間なども含めて考えると、かえって家計にやさしい場合もあるので検討する価値は高いです。
理想的な宅配食を選ぶ際には、次のようなポイントが重要です。
宅配食を選ぶ際のポイント

目的に合ったサービスを選ぶ
ダイエット、健康維持、時短など、利用者の目的に応じてサービスを選択することが重要です

栄養バランスの確認
栄養士が監修しているか、栄養成分表示が明確かなど、健康面を考慮したサービスを選ぶことが推奨されています。

メニューのバリエーション
飽きずに続けられるよう、メニューの種類が豊富かどうかを確認することが大切です。

価格とコストパフォーマンス
安さと美味しさを兼ね備えたサービスを選ぶことが大切です。料金だけでなく、内容とのバランスも考慮しましょう。

配送エリアと頻度
自分の住んでいる地域が配送エリア内か、また配送の頻度や日時指定が可能かを確認することが重要です。

味わいと品質
料金の安さだけで選ぶと、味や量に満足できない可能性があります。価格と美味しさのバランスが取れたサービスを選ぶことが重要です。

利便性
冷凍可能な宅配弁当は、保存が効き、必要な時に手軽に利用できます。冷凍対応かどうかも選択のポイントとなります。
今回の記事のような「高齢が原因でこれまでの食習慣の維持や、栄養バランスを意識したり、整えるのが難しい場合」という視点であれば、【メディカルフードサービス】がおすすめです。
今回の例にマッチした宅配食


このサービスおすすめポイントは以下の通りです。
- 安心・安全へのこだわり: 消費者庁の指針に基づいた製造と徹底した管理で、安心と美味しさを両立。
- 食事療法のサポート: 糖尿病や腎臓病など、食事療法が必要な方の負担を軽減。厳密な栄養計算に基づいた食事が手軽に摂れる。
- 美味しさへの追求: 楽しく食事ができるメニューを開発。
- 豊富な実績: 個人だけでなく、300以上の病院や介護施設でも利用されている。
- 手軽さ: 冷凍宅配なので、温めるだけで食べられる。
- お試しセット: 初めての方でも安心して試せるお試しセットがある。
- 定期コース: 注文忘れの心配がない、お得な定期コースも用意。
宅配食を始めて試す高齢者や、被介護者も一緒に食べられる点もおすすめです。
まとめ
掃除や洗濯とちがい、料理は毎回メニューを考えたり栄養バランスを整えたりと、やることが多い家事です。
料理が好きなら工夫も楽しめますが、そうでもなければ叔母のようにだんだん雑になってしまうのは無理からぬことです。

また料理が好きでも、母のように高齢のために調理自体ができなくなってしまうこともあります。
便利なサービスも上手に活用しながら、無理せず健康を維持する工夫をしてみてください。

